この記事は、「バックトゥザフューチャー3未来にはもう行ってきたや最後のセリフや結末を考察!」と題して、お届けします。
ハリウッド映画の代名詞ともされ高い人気を博していたのが、『バックトゥザフューチャー』シリーズです。
そして、その最終作となるのが『バックトゥザフューチャー3』となっています。
人気の映画シリーズの最終作というその最後のセリフとその背景にある考察が知りたいという人もおられるのではないでしょうか?
「未来にはもう行ってきた」という言葉の深い意味も気になりますよね。
そこで今回は、『バックトゥザフューチャー3』について
◇ドクの「未来にはもう行ってきた」の意味
◇バックトゥザフューチャー3の最後のセリフとは?
またそのセリフの考察について様々な情報をご紹介します。
この記事を読むと『バックトゥザフューチャー』シリーズの最終回である『バックトゥザフューチャー3』の最後のセリフの意味とその背景についてより深い情報がわかりますので、最後までお楽しみください。
もくじ
バックトゥザフューチャー3でドクの未来にはもう行ってきたを考察!
『バックトゥザフューチャー3』ですが、最後のセリフの1つに「未来にはもう行ってきた」というセリフがあります。
主人公のマーティがドクに「また未来の世界へ行くの?」といった言葉に対して返した「いや、もういってきた!」というセリフです。
これはドクが未来に行ってきたことを語るセリフですが、実は解釈がわかれております。
それでは、『バックトゥザフューチャー3』の最後のセリフの1つである「もう未来に行ってきた」というセリフの意味について様々な考察をご紹介いたします。
考察①観客自身に未来は君たちの目でみるものというため
『バックトゥザフューチャー3』の最後のセリフの一つである「もう未来に行ってきた」ですが、ドクは未来を見てきましたがあえてそれを描かないことで未来は観客自身がみるものであるということをドクを通して製作者が語らされているのではないかといわれています。
というのも、『バックトゥザフューチャー』という映画のタイトルを翻訳すると『未来に帰る』といったような意味になります。
これは矛盾しているようにみえますが、これは観客に「自分の未来は自分で決めなさい」「本当の未来の世界はあなた自身でみなさい」と勇気づけているようにもみえ、さらに別の名言である「未来はまだ白紙」とも被るものがありますね
考察②本当に未来を見てきた可能性
実は『バックトゥザフューチャー3』のその後の話は、過去にユニバーサルスタジオジャパンことUSJでも開かれていた『バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド』で描かれており、ここではなんとドクがタイムマシンの技術を応用したフューチャーテクノロジー研究所という研究所を設立しており、限定された一般客向けにタイムトラベルのツアーを開いていることが明らかになります。
このことから、『バックトゥザフューチャー3』においてドクは間違いなく未来社会を一通りみていたということになります。
このことから、『未来はもう見てきた』というのは彼の本音なのかもしれません。
バックトゥザフューチャー3 最後のセリフとは?
それでは、『バックトゥザフューチャー3』の最後のセリフとは一体どのようなものだったのでしょうか。
今回は、『バックトゥザフューチャー3』の最後のセリフとその一部の背景にあるものについてご紹介します。
バックトゥザフューチャー3 最後のセリフは「未来はまだ白紙」
『バックトゥザフューチャー3』の最後のセリフは以下のようなものがあります。
まず作中終盤、西部開拓時代から戻ってこられなくなったと思っていたドクが最後の最後ということで蒸気機関車型タイムマシンを使い、現代社会に戻ってきた主人公マーティとヒロインジェニファーの前に一度だけ帰ってきました。
マーティとジェニファーはてっきりドクは死んだのだと思い込んでおり、悲しんでいましたがそれは思い込みでしかなかったことを知り安堵します。
そして、そこでマーティたちにお土産を渡したり飼い犬の様子をうかがったりしたあと、『バックトゥザフューチャー』シリーズにおけるヒロインの一人であるジェニファーが未来から送られてきたメモの文字が消えていることを指摘されたときに以下のようにいいました。
「君たちの未来は、その紙のようにまだ真っ白ということだ!誰の未来も。未来は君たち自身で作るんだ!素晴らしいモノにしなきゃ、君たち2人でな!」
このセリフは映画史上に残る名言として現在でも高い人気があります。
改めてみると、本当にいい言葉ですね。
「未来はまだ白紙」についての考察・その背景について
では、『バックトゥザフューチャー3』のドクが言ったセリフの意味とは一体どのような背景があるのでしょうか。
これについてですが、本作が製作された1990年はその前年にベルリンの壁が崩壊するなど、米ソ冷戦の終結が決定的となり、アメリカとアメリカの掲げる民主主義・資本主義という価値観の世界における覇権が決まった時代背景がありました。
ということで、本作にはまだ明るい未来が待っているというどこかポジティブな空気があり、このセリフにもその時代特有のポジティブさが加わったものであることがわかります。
しかし、1990年代も半ばをすぎるとハリウッド映画でも『セブン』や『ファイトクラブ』『フォーリングダウン』『アメリカンサイコ』といったような資本主義の行きつく先の限界を描いたような映画も増えていきました。
このあたりから、もしかしたらアメリカは覇権国であること、そして資本主義に疲弊をしていたのかもしれません。
実際にこの時期は実はアメリカはかなり景気が悪かったといわれています。
そして、2001年にはアメリカ同時多発テロが起き、アメリカは再びイラク・アフガンで戦争に向かうこととなりました。
イラク・アフガンではその土地の国家を掌握し、制圧するものの内部統制に失敗、特に地元社会の腐敗がひどかったアフガンからは撤退ムードが高まりました。
そして、2008年バラク・オバマが大統領になると、『世界の警察を辞める』と公言。
その後、大統領に就任したドナルド・トランプは国際的な枠組から孤立したアメリカ『MAGA』をかかげています。
このように、本作『バックトゥザフューチャー3』が製作された1990年は、アメリカもっといえば世界そのものが未来に明るい希望を抱いていた最後の時代であったからこそ、こういったポジティブなメッセージが生み出せることができたのでした。
バックトゥザフューチャー3未来にはもう行ってきた最後のセリフや結末を考察!まとめ
今回は、「バックトゥザフューチャー3未来にはもう行ってきたや最後のセリフや結末を考察!」題して、お届けしました。
今回、わかった情報をまとめると以下のようになります。
- 『バックトゥザフューチャー3』の最後のセリフは『未来はまだ白紙』と『未来にはもう行ってきた』というもの。
- 『バックトゥザフューチャー3』の最後のセリフの一つである『未来はまだ白紙』については、未来は観客一人一人が生み出すものという意味が隠されているという考察がある。
- 『バックトゥザフューチャー3』の最後のセリフである『未来にはもう行ってきた』は本当に行ってきたという考察と観客一人一人が未来をを観るものという考察、二つの考察がある。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。