2024年11月30日に放送される『ベストアーティスト2024』に24年ぶりに藤井隆さんが、自身の楽曲である『ナンダカンダ』を披露します。
2023年の『FIRSTTAKE』での「ナンダカンダ」も話題となりました。
やはり90年代〜00年代を生きてきたゆとり世代の間では『ナンダカンダ』は思い出深い曲となっているみたいですね。
そんな藤井隆さんを代表する楽曲の『ナンダカンダ』ですが、実はこの曲は他に元ネタがあり、パクリなのではないかといわれています。
そこで、この記事では、「藤井隆ナンダカンダの元ネタは何?パクリ曲って本当?」と題してお届けします。
最後までお楽しみください。
もくじ
藤井隆ナンダカンダの元ネタは何?パクリ曲って本当?
藤井隆さんの楽曲『ナンダカンダ』について、元ネタは一体何なのでしょうか。
ここでは、『ナンダカンダ』の作詞作曲とあわせてご紹介します。
藤井隆ナンダカンダの元ネタは何?
藤井隆さんの『ナンダカンダ』ですが、実はこの楽曲はとある曲のパクリなのではないかと00年代頃から話題になっていました。
その『ナンダカンダ』の元ネタといわれているのは、オーストラリア人歌手ジェイソン・ドノヴァン氏によって1989年に発表されたポップ曲『ブロークン・ハーツ』(原題:Too Many Broken Hearts)であるとされています。
元ネタであるこの曲は、意外なことに、彼女に別れを切り出されそれを拒む女々しい男の泣き言を歌った曲であったりします。
この元ネタ疑惑はかなり有名で、『ナンダカンダ』が発表された2000年当時の週刊誌である『FLASH』で特集が組まれるほど話題を集めたことがありました。
この記事について、藤井隆さん側から何の発表もされていません。
藤井隆ナンダカンダの作詞作曲は誰?
藤井隆さんの楽曲である『ナンダカンダ』の作詞作曲は誰なのでしょう。
『ナンダカンダ』の作曲・編曲及びプロデュースを担当されているのは浅倉大介です。
浅倉さんは、TMレボリューションなどにも楽曲を提供するなど、華々しいキャリアを色濃く持つ音楽プロデューサーとして有名です。
朝倉さんは、過去には小室哲哉さんとともに、ヤマハ・EOSシリーズの開発にも関わっていて、様々な才能を持っています。
そして、
『ナンダカンダ』の作詞を担当されているのは、ヒップホップアーティストとしても有名なGAKU-MCさん。
GAKU-MCさんは、普段は作詞はほとんどしておらず、この『ナンダカンダ』は彼にとって数少ない作詞を行った楽曲の一つとして有名です。
藤井隆ナンダカンダはパクリ曲って本当?
藤井隆さんの楽曲である『ナンダカンダ』ですが、果たしてジェイソン・ドノヴァン氏の『ブロークン・ハーツ』のパクリ曲なのでしょうか。
今回は改めて『ナンダカンダ』が果たして本当にパクリ曲であったのか、これについて検証していきます。
藤井隆のナンダカンダはパクリ曲?
これまでにお伝えしたように、藤井隆さんの『ナンダカンダ』は、ジェイソン・ドノヴァンの曲である『ブロークン・ハーツ』のパクリ曲なのではないかといった疑いがかけられていました。
実際に聞いてみて確かめてみましたが、この二曲を並べると、サビの時に流れる曲調が確かに似ている部分があります。
しかし、全曲を通して聴くとそこまで丸パクリといえるほど似ている部分があるとはいえませんでした。
あくまでサビの一部分の曲調が似ているなという印象です。
これをパクリととらえるか、オマージュととらえるかで意見が分かれると思いますが、個人的にはパクリ曲というよりオマージュという印象です。
また、『ブロークン・ハーツ』はどちらかといえば、愛していた女性に別れ話を切り出されて抵抗する女々しい男の泣き言を歌っているのに対して、『ナンダカンダ』は基本的に曲調も歌詞の内容も明るい曲となっています。
藤井隆のナンダカンダが再ブレイクした理由はなぜ?
そんな藤井隆さんの楽曲『ナンダカンダ』が、今、再びブレイクした理由も気になるところですよね。
理由の一つとして考えられるのは、楽曲のポジティブなメッセージです。
藤井隆さん自身も、「歌詞にある「やりたいことやるべきです」はいつからか自分の仕事や暮らしのテーマになりました。」と語っています。
歌詞のサビの部分の〈なんだかんだ叫んだって やりたいことやるべきです〉という一説に、背中を押され、すっきりとした気持ちになった人は時代を問わずいます。
SNSでも「#ベストアーティスト2024」で藤井隆さんのナンダカンダを楽しみにしている人の声がたくさん寄せられていました。
GAKU-MCさんの歌詞のポジティブさもさることながら、浅倉大介さんによるとびきり明るいメロディは、いつ聞いても気持ちが軽くなるし、自分で口ずさみながら自分を励ますような軽やかさがいいですよね。
再ブレイクの二つ目の理由がが、藤井隆さんのギャップではないでしょうか。
ナヨナヨしたオカマキャラを吉本新喜劇などで演じていたのに対して、実は高いダンス力と歌唱力があったというギャップ。
発売当時、「え!藤井隆すごいじゃん!」って思った人も多いと思います。
コロナ禍の「恋ダンス」も良かったですよね。
現在の藤井隆さんは、以前のようなキレ芸やおかまキャラをテレビで前面に出すことはありませんが、ドラマの中でも「ちょっと変わってるけどいい人」だったり「先入観にとらわれない面白い大人」を演じることも多く、そのイメージも今の時代に安心感を与えているような気もします。
また、1990年代~2000年代にかけて多くの吉本芸人が楽曲を発表されましたが、その多くがお世辞にもいい曲であったとはいえませんでした。
藤井隆さんの『ナンダカンダ』は曲も歌詞も印象に残る曲であったことから、現在でも人気がある理由の一つとなっているのかもしれませんね。
ただの芸人の曲ではなく、普通の一つの曲として完成が高いことから、現在でも愛されている理由だと思います。
藤井隆ナンダカンダの元ネタは何?パクリ曲って本当?まとめ
この記事では、「藤井隆ナンダカンダの元ネタは何?パクリ曲って本当?」と題してお届けしました。
今回、わかった情報をまとめると以下のようになります。
- 藤井隆の『ナンダカンダ』は、オーストラリア人歌手の『ブロークン・ハーツ』が元ネタなのではないかといわれている。
- 藤井隆の『ナンダカンダ』の作曲・プロデュースを担当されているのは音楽プロデューサー浅倉大介で、作詞はヒップホップアーティストとしても有名なGAKU-MCがしている。
- 藤井隆の『ナンダカンダ』は、『ブロークン・ハーツ』のパクリではなくどちらかと言えばオマージュ
- 藤井隆の『ナンダカンダ』はただの芸人ソングではない、抜群のクオリティなどから高い人気が今でもある
ナンダカンダの再ブレイクの秘密は、楽曲のポジティブさだけでなく、藤井隆さんの人間性が今の時代感覚にマッチしているという点もあるようですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。