映画「耳をすませば」がジブリのアニメ版に続き、実写版が公開されました。
実写版を見た人からは、「アニメと違う」という戸惑いの声や、「実写版はいらない」とか「最悪」などの辛辣な意見もありました。
特に次の2点を疑問に思っている人が多いようでした。
- 歌が「カントリーロード」じゃない
- 聖司の夢が「チェロ奏者」に変わっている
そこでこの記事では、「耳をすませば」実写版の主題歌がカントリーロードじゃない理由や聖司の夢がバイオリン職人ではなくチェロ奏者になった理由をご紹介します。
みなさんのお役に立てれば幸いです。
もくじ
耳をすませば実写版はカントリーロードじゃないのはなぜ?
ジブリアニメの「耳をすませば」のファンにとっては、「耳をすませば」で「カントリーロード」ではなく他の曲が流れるなんて、「コレジャナイ感」でいっぱいになりますよね。
しかも、代わりに流れてくる曲が「翼をください」というのも、これまた微妙な感じがして・・・。
ここでは、実写版「耳をすませば」の曲が「カントリーロード」ではなく「翼をください」に変わった理由をご紹介します。
「カントリーロード」でなく「翼をください」が使われた理由は?
結論から言ってしまうと、実写版「耳をすませば」は、ジブリアニメの「耳をください」を実写化したものではないからです。
どういうことかというと、ジブリアニメの「耳をすませば」も、実写版「耳をすませば」も、どちらも同じ漫画を原作として作られた映画なのです。
原作となった漫画は、1989年少女漫画雑誌「りぼん」に掲載された柊あおいさんの「耳をすませば」という漫画。
ジブリアニメも実写版の映画も、この柊あおいさんの漫画「耳をすませば」を原作として、それぞれオリジナルストーリーとなりました。
別々のストーリーなので、主題歌も別の曲になったというわけなのです。
「翼をください」の評判は?
耳をすませば実写版はチェロ奏者になった理由も調査!
つぎに、聖司の夢が「バイオリン職人」から「チェロ奏者」に変わった理由をご紹介します。
聖司の夢がチェロ奏者に変わった理由はなぜ?
この理由にも原作の漫画が関係しています。
原作の少女漫画「耳をすませば」は、柊あおいさんの大ヒット作「星の瞳のシルエット」の後に連載された漫画です。
ただ、当時、この漫画の設定がりぼんの読者には地味に映ったようで、第4話で打ち切りになってしましました。
この漫画では、聖司は「絵をかくのが好きな男の子」として表現されていたそうです。
ただ、この漫画を映画にする場合、「絵をかく」ということよりも「音楽の方が見栄えする」という理由で、聖司の設定が音楽を目指す人となったそうです。
一方、スタジオジブリのアニメは聖司の設定はバイオリン職人でした。
やはりここもジブリと同じするわけにはいきません。
聖司役に決まっていた松坂桃李さんがイタリアでチェロを抱えた姿もかっこいいんじゃないのか、ということで、聖司の設定がチェロ奏者となったそうです。
こんな決め方するなんて面白いですね!
実写版「耳をすませば」の評判は?
耳をすませば実写版カントリーロードじゃないのはなぜ?チェロ奏者の理由も調査!まとめ
賛否両論ある、実写版「耳をすませば」の主題歌と聖司の設定。
- 主題歌がカントリーロードじゃないのなぜ?
- 聖司の設定がチェロ奏者に変わったのなぜ?
そんな声が多くありました。
結論としては、実写版とジブリアニメは、それぞれ別のストーリーの映画だからなのです。
ジブリアニメとは別の作品として、この「耳をすませば」実写版を見てみると、また楽しそうですね!
最後までよんでくださってありがとうございました。