リニューアル工事を進めていた皇居東御苑内にある皇居三の丸尚蔵館が、開館30周年の令和5年11月に、その一部をオープンしました。
開館記念展「皇室のみやびー受け継ぐ美」が開催されています。
皇居三の丸尚蔵館の収蔵品約2万点ありますが、今回の展示では、伊藤若冲の《動植綵絵》をはじめ、奈良の春日大社の霊験が描かれた鎌倉時代の絵巻物《春日権現記絵》、教科書でもおなじみの《蒙古襲来絵詞》、平安時代の《屏風土代》などの選び抜かれた傑作を4期にわたって展示!
第一期にあたる2023年12月24日までは、天皇陛下御即位5年・御成婚30年を記念した「特別展示 令和の御代を迎えてー天皇皇后両陛下が歩まれた30年ー」も同時に開催されるので、多くの人が鑑賞に訪れることでしょう。
人気の展覧会になりそうなので、所要時間や混雑状況も気になりますよね。
この記事では、皇居三の丸尚蔵館の開館記念展の所要時間や混雑状況を、X(旧Twitter)の情報を交えながらご紹介します。
もくじ
皇居三の丸尚蔵館の開館記念展の所要時間はどのくらい?
皇居のそれぞれの門から皇居三の丸尚蔵館までの所要時間
皇居三の丸尚蔵館って皇居東御苑のどのあたりに位置するの?
皇居の各門から皇居三の丸尚蔵館までの所要時間は下記のとおりです。
皇居の門 | 所要時間 |
大手門 (入門してから約100メートル) | 地下鉄各線の大手町駅(C13a出口)から徒歩約5分 JR東京駅(丸の内北口)から徒歩約15分 |
平川門 | 地下鉄東西線竹橋駅(1a出口)から徒歩約10分 |
北桔橋門 | 地下鉄東西線竹橋駅(1a出口)から徒歩約15分 |
皇居三の丸尚蔵館
〒100-0001 東京都千代田区千代田1-8 皇居東御苑内
門の入り口では、手荷物検査があります。
検査はバッグの中身を軽く見せる程度の簡単な検査ですが、三の丸尚蔵館来館者だけでなく皇居散策を楽しむ人も多く訪れているので、少し並ぶかもしれません。
三の丸尚蔵館では、開館記念展のチケットは日時指定のオンライン販売のみなのでチケット購入のために並ぶということはありませんが、時間になったら一度に入館できるわけではなく、20組ずつ数分おきに入館するシステムなので、入館するのにやや待ち時間があります。
それほど長時間並ぶわけではないのでご安心くださいね。
そして、決められているのは入館時間だけで、館内で鑑賞する時間に制限はなかったので、館内では自分のペースで鑑賞できますよ。
こういった時間も計算に入れておくといいでしょう。
皇居三の丸尚蔵館の開館記念展を鑑賞するのにかかる時間は?
では、実際に皇居三の丸尚蔵館の開館記念展を鑑賞するのにどれくらい時間がかかるのかも気になりますよね。
展示されている作品もそれほど多くないので、1時間ほどあれば十分に鑑賞できるといった印象です。
会場自体もそれほど大きくなく、使用されている展示室は展示室1と展示室2のふたつほどです。
まずは、開館記念展についての詳しい情報をご紹介します。
開館記念展「皇室のみやびー受け継ぐ美」の見どころは?
展示されている作品は、間近でみると、色彩も筆致も鮮やか!
ガラス越しにじっくり鑑賞することができるので、作品の前からなかなか動けません。
伊藤若冲の《動植綵絵》の前では、みなさん、立ち止まり細部までじっくりと鑑賞されていました。
展示室の中央部分にはベンチも置かれているので、ベンチからの距離で作品を楽しむこともできます。
自分のペースで、かつ自分の好みの距離から作品を楽しめるって贅沢ですよね。
同時開催の特別展示「御即位5年・御成婚30年記念 令和の御代を迎えて」の見どころは?
こちらの展示は、残念ながら個人での写真撮影が禁止されています。
天皇皇后両陛下のご結婚の儀式のご装束やドレス、御即位の儀式で用いられたご装束や調度品、お祝いの品々や、愛子内親王殿下の「着袴の儀」お召し物などが展示されています。
天皇陛下の穏やかで上品なたたずまいやパレードの時の皇后殿下の美しさや、愛子内親王殿下のかわいらしさなど、当時の感動が思い起こされました!
個人的には、ご成婚の際に国内外からお祝いとして贈られた美術品がとても興味深かったです。
なかでも、駐日大使一同からの送られた《宝石の木》はとっても豪華!
雫の形をしたアメジストやシトリンなどの貴石の実が、金の枝にぶら下がっていて、ラピスラズリとトルコ石で作られた台座には世界地図が金で描かれていて、未来へ向けた祝福のような素敵な贈り物だなと思いました。
ほかにも、歌会始の時に詠まれた短歌がしたためられた御懐紙なども展示されていて、天皇皇后両陛下の筆の跡から、いろいろ想像力を含まらせ、楽しい時間を過ごすことができました!
皇居三の丸尚蔵館の開館記念展の混雑状況も調査!
皇居三の丸尚蔵館の開館記念展のチケットは、混雑防止のため日時指定予約制です。
曜日によって混雑度の偏りはあると思いますが、私が鑑賞した日曜日の朝イチの時間は、混みあっているって程ではありませんでしたが、それなりの人がいましたよ。
鑑賞後、東御苑の散策や近隣の散策を一緒に計画されている方も多いのかもしれませんね。
記念展そのものはそれほど混雑はなさそうですが、予約ができなかったとの声もありますね。
私も、はじめは希望の日(日曜日)に予約ができませんでしたが、日を改めて予約サイトを確認してみると空きが出ていて予約することができました。
キャンセルが出ることもあるのでしょうね。参考にしてみてください。
皇居三の丸尚蔵館の開館記念展の所要時間はどのくらい?混雑状況も調査!のまとめ
皇居三の丸尚蔵館の開館記念展の所要時間や混雑状況についてご紹介しました。
- 皇居三の丸尚蔵館の開館記念展の所要時間は1時間程度
- 混雑緩和のために日時指定予約となっているため、それほどの混雑は感じられない
以上の2点をお知らせしました。
皇居三の丸尚蔵館の開館記念展では、素晴らしい作品を間近で、しかも自分のペースで楽しむことができる、落ち着いた展覧会です。
展覧会はもちろんのこと、開館記念展の前後に、皇居東御苑を散策するのもとても気持ちがいいですよ。
ぜひ、セットでお楽しみください。
そして、皇居の売店で売られている『菊華饅頭』もぜひ試してほしいです!
遠方に住む実家の母と伯母に送ってあげたところ、とても喜ばれました。
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